“ユンタ”とか“ジラバ”っていう言葉、いつから耳にするようになったんだろう?
“ユンタ”は、“安里屋ユンタ”が有名(?)なので少しは耳にしていたかもしれないけど、 “ジラバ”は…。 社交ダンスの踊りの一つにあったあれは、“ジラバ”ではなく“ジルバ”でしたね。 “ユンタ”とか“ジラバ”は、八重山の労働歌です。 農耕や機織など作業をしながら歌った歌。だから三味線の伴奏もなし。 “アヨー”というのもあって、これは神歌。祭祀のときや、雨乞いなど、願いが込められています。 どれも共通しているのは、メロディーを奏でるのは人間の声だけという点。 人間の営みの原初にある歌、魂の歌。 重い人頭税も、この歌を歌って忍んだという、まさに八重山諸島のソウルミュージック! というわけで、サンシンの師匠を含む地域のみなさんから“ユンタ・ジラバ”を習い、 市の民俗芸能振興大会に20余名で出演。 10分間で2曲を歌い、終わって出てきたところがこの写真。 つけている着物はムイチャーという昔の普段着。 帯は、ミンサー織のミンサー帯。 足元は見ないことにして…! サンシンもいいけれど、“ユンタ・ジラバ”や“アヨー”にも心揺さぶられる今日この頃です。
by antaresc
| 2009-11-17 00:03
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